ポーラスター矯正歯科・小児歯科たまプラーザ|小児がんとお口の状態について

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2023/09/11

小児がんとお口の状態について

先日、小児歯科専門医セミナーに参加してまりました。

小児の分野に関する勉強会です。

そのため、今回は小児がんについて勉強させて頂きました。

我々、小児歯科が関わる分野としては、かなり限局的な問題でありますが、小児がんの知識はすごく少ないため誤った知識をもったまま患児に接することは出来ないでの今回の勉強会で自身の知識不足を痛感した次第です。

小児がんについては、現在8割程度完治するそうです。

もちろん再発する事もありますが、現在日本では、再発した場合のフォローをどうするのかについては拠点病院を中心に対応されているようです。

しかし、小児歯科分野と同じで大人になった時に今後のフォローをどこで受け付けてもらうのかが問題になっているようです。

小児歯科専門の所を受診されているお母さま達も良く言われているのは、小児期を終えたらどこの歯科医院を受診すれば良いのですか?

とおっしゃる方がいらっしゃいます。

小児がんでも同様の事が生じているそうです。

先ほどもお話ししましたが、8割の方が完治されている状況ですのでその後のフォローを小児科で行うのか、成人医療機関で行うのかで悩まれる方や医師の方でも対応が異なってくるそうです。

医療機関によっては、小児がんを扱った事がないのでフォローが難しいために結局小児科にそのまま受診されている方もいるそうです。

小児歯科に関しても、そのままお通いになられてる方も多くいらっしゃいます。

しかし、小児歯科に関しては、歯周病などの問題がありますが将来的にそうならいために小児期から歯ブラシの仕方や予防方法について対応しておりますのでそのまま継続して通って頂いても問題はありません。

しかし、小児がんの場合は、やはり長期的なフォローが必要となるため専門の医療機関を必要となると実感いたしました。

小児がんの患児たちは、免疫低下を引き起こしているためお口の中が炎症を起こしやすい状態となっているため、ブラッシングの仕方や歯ブラシの硬さなどは注意する必要があると考えます。

状況に応じたブラッシング指導は必要になると考えます。

もし、ご不安な事があれば小児歯科専門医もしくは付属大学病院の小児歯科にご相談ください。

 

今後も、様々なセミナーや学会に参加して子供達のお口の将来のために勉強していきたいと思います。

たまプラーザの小児歯科専門医

院長 志賀 正康
経歴 2011年3月 岩手医科大学歯学部卒業 歯科医師国家資格取得
2012年3月 岩手医科大学 臨床研修 修了
2012年4月~2020年3月 昭和大学小児成育歯科学講座
2020年 医療法人社団OMS 入職
2021年 医療法人社団OMS理事就任
2021年 日本小児歯科学会専門医取得
2021年 ホワイト歯列矯正クリニック院長就任
資格 歯科医師
所属歯科学会 日本矯正歯科学会
日本小児歯科学会

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